「なでこSMILE」のアニメ感想BLOG

アニメや漫画などについての、自分の思いを記録するブログ

アニメ「冴えない彼女の育てかた♭」の第9話を見た!

冴えカノ、面白いですね!
特に先週の8話から、ちょっとブーストかかってません?
一期や二期の最初の方は、これはシャフトの「化物語」みたいな、キャラクターの語りがメインの作品なんだなー、などと結構余裕をもってみていたのですが、最近かなり心を掴まれてますね。なんでだろう?
高校生のラノベ作家と有名同人作家が同じ学校にいて、しかも超絶美少女!とか、まあ現実にはないよねーなどと、結構設定に油断していたんですけども、8話の加藤恵の隠れた本気具合とか見てたら、結構入れ込みましたね。
そしてこの9話で、詩羽先輩の「ごめんなさい」を見た後、電話での英梨々の泣き声を聞いた時、「うおマジか!」と思いましたね。
そんだけ、8話の加藤のサークルに対する思いに打たれたんだと思います。
最終話に向けて、展開がハードに移った、と思ってはいるんですけど、(まあよくない見方ですが)、あれだけ倫也の企画書を爪を噛みながら喫茶店で読み込んで、プロとして出した答えが、企画書として面白いほうに行く、なぜなら私はプロだから、と言われると、軽く絶望感がありました。「冴えない彼女の育て方」って名前のゲームの企画書なのに!
それだけ私が今作を、「高校生のプロって」とか思いながらリアリティーを持って見ていた証拠でしょうね。今作にモノづくりをするシーンで、現実的な説得力があったんだと思っています。
舞台が学校と自宅の部屋と通学路くらいしか出てこないアニメなので、2クールの期間、同じ場所でドラマを繰り返されると、その世界に愛着や思い入れが出て来ますよね。
限られた舞台で時間をかけて思い入れを強調する、つまり、今作はギャルゲーと同じ文法で作られているアニメなわけです。もちろん、それを可能にしたのは、今作のクオリティーなわけですけども。原作も1巻だけ読みましたが、ギャルゲーを作っている方が書かれていたみたいですし、その影響もあるかもしれません。
そのハイクオリティーで、もっと安く仕上げることができるプロットを、これでもかと丁寧に作りこんでいるのが本作の魅力だと思います。
そしてこの、制作の舞台裏を見せるという方法は、「SHIROBAKO」でもそうでしたが、メタ的にやられると余計に作品に引き込まれる部分があるのでしょうね。いつの間にか、倫也と同じようにゲームを作る側の視点で、アニメを見ていた自分に気づかされました。
数年ぶりに、見終わって心地よいへこみを感じる話でした。
こういう久しぶりな体験もっとしたい!なぜらな鬱展開は、オンタイムで見るなら、最高の視聴体験ですからね。できればハッピーに終わって欲しいですけど。

『響け!ユーフォニアム』完全新作映画決定!

youtu.be

奴隷は・・・、二度刺す!!!賭博黙示録カイジより~

これは読めませんでしたねー!
二期のエンディングが、「卒業」をテーマに制作されているように、「響け!ユーフォニアム」という作品はもう完結したと思っていましたので。・・・というより、おそらく完結してましたよね。これの新作は、「中二病」の新作映画より絶対にないと思っていました。嬉しすぎる!
今回の新作続編は、映画化される原作もこれから発売されるとのことですが、アニメ作品の人気を受けて、「まだ、やろう!」ということになったような気がします。それだけ人気が出た、製作者側も手ごたえを感じたということでしょう。
それにしても、京アニは一度作品が終わると切り替えてまた新しい作品に向かう印象が強かったので、ここにきて中二病の新作とユーフォの新作はちょっと信じられないです。

山田尚子監督が描く、ノゾミゾレコンビの映画は、「たまこラブストーリー」と「聲の形」を作ったあとになるわけなので、そうとう面白い作品になるのではないでしょうか。
そして久美子たちの二年生を描くという、映画第二弾(今年の二期の総集編を合わせたら、第四弾!)最終章も相当楽しみです。後輩とか入ってくるのでしょうかね?中川、優子両パイセン・コンビの新生吹奏楽部を見れると思うと、それだけで今から幸せです。
ありがとう京都アニメーション

アニメ「Re:CREATORS」の第5話を見た!

今回のお話で、とうとう国が動き出しましたね。
この、現実世界に干渉してくるフィクション世界の住人という表現を、一体どうやって描くのか大変気になっていましたが、現実サイドから全面的にこれをリアルに考える(もちろんお話の範囲内で)という、「シンゴジラ」と同じような構造だということが5話ではっきりしました。

このような、リアリティーをダイレクトに感じるために、フィクションが現実世界へそのまま干渉してくる様子を描いた作品は、例えば「バケモノの子」などがありますが、作中内で「フィクション世界と現実世界を繋いだ」わけではなく、「フィクション世界と現実世界を衝突させた」という台詞があるのが、個人的に大変興味深いです。
魔法少女がビルをばんばん破壊してるシーンなんかまさに、衝突ですよね。笑ってしまいましたけども。

それに、第1話冒頭で、颯太が「僕は狂言回しであり、主人公はやはり彼女だった」と言っているので、現実サイドのだれかが単純に走り回って事態の収拾を図るとか、現実とフィクションの二重存在が出てきて、それが活躍するという話ではないみたいですね。ゴジラみたいに軍服の姫君に向かって、自衛隊が集まってミサイルをばんばん撃ったりはしないだろうと思います。
ですので、セレジアやメテオラみたいな存在が現実世界を舞台に、現実世界を救うべく大立ち回りをやってくれるんじゃないかと、大変わくわくしています。
現実であるタイを舞台に、嘘みたいな悪党が活躍する「ブラックラグーン」の原作者なので、案外その辺りをうまくやってくれるんじゃないかと、今から期待大です。


TVアニメ「Re:CREATORS(レクリエイターズ)」第1弾CM

アニメ「エロマンガ先生」の第3話を見た!

いやー、この第3話で山田エルフ先生の家から、紗霧がお絵かき配信してるところを覗き見するところがあるんですけど、みなさん見ました?
これは超絶萌えたわ~。なんて楽しそうにお絵かきしとるんだ!

この伏見つかさと、かんざきひろアニメ化作品は、「俺妹」もそうでしたが凄い落ち着いたカット割りなので、大変リラックスして見れますよね。
ちょっとした日常系なんじゃないかっていうくらい、画面が安定しています。
そこに、異様なほど作画が細かい紗霧の地団駄とか、吸盤のついた矢が飛んで来たりとか、グリグリと絵が動くので、作品世界を覗き見している感じが半端じゃないです。「俺妹」だったら、あやせの回し蹴りとかね。未だに忘れられませんもの。

それにしても、確か「二次妻ヘルツ」でも言ってたけど、クラスのみんなが集団で家に来て、登校を呼びかけるシーン嫌だったわー。
これまた「俺妹」でもあったけど、この二次元の住民に割と容赦ない感じも相変わらず面白いです。ちょっとマジで胃が痛いけどね。2話でネット解約しろって言ってましたもんね。私は学校嫌いだったんで余計腹立つわー!うわー!このリア充なところは、本当にリア充な感じ。桐乃とか最初のころ私ちょっと苦手でしたからね。

しかして、山田エルフが隣に越してきた辺りで、これは傑作を確信しました。
「全裸でピアノ弾くの趣味」って言いきってましたもんね。言い切るわー!みんな言い切る!「おちんちん大好き」とかね。

そういう意味じゃ、電撃文庫原作の王道ラノベアニメと見せかけて、実はかなりの変化球ですよねコレ。
タイトルだって「エロマンガ先生」ですしw
かーずさんが、うっかり電車でタイトルを声に出して、変な目で見られそうになったとツイートしておられましたが、ここら辺にその罠の原因がある気がします。
うっかり、原作とか外に持って出て読んじゃいそう!

この一般人お断りな感じ、アニメ好きにはお馴染みでも普段アニメ見ない人には絶対勧められない感じを堂々とやるのを見ると、
私なんかは、いやー今アニメ見てるな-!!!という爽快な気分になります。



TVアニメ「エロマンガ先生」 CM第2弾 30秒

『失われたブヒを求めて』その11~芳乃さくら

みなさん、こんにちは。
今回は3作に渡ってアニメ化された、「ダ・カーポ」シリーズの永遠のヒロイン、芳乃さくらとの思い出について書きたいと思います。

  • 出会い

私が芳乃さくらに出会ったのは、エロゲーをやり過ぎて自我崩壊したころでした。
当時の私は「AIR」などのいわゆる泣きゲーを突っ込んでやり過ぎて、もうゲームでこんな辛い目に遭いたくない、こりごりだと思うに至り、15年やったエロゲーから足を洗うことにしました。しかし、本棚にはまだやっていないゲーム、積みゲーがありました。特に「3Dカスタム少女」など、今使っているPCではスペックが足りず、キャラがカクカクとしか動かないので、次にパソコン買うまでやりようがないものまでありました。
ここから、長い撤退戦が始まりました。
「これらをクリアしないことには、どこにも行けない・・・」
このLeafの「鎖」など、絶対陵辱系です。なぜ俺はこんなものを買ったんだ?
家でひとり思いつめた私は、気がつくとアキバのトレーダーにいました。
別にゲームを売りに来たのではありません。反対に買いに来たのです。
ゲームを止めるのに、これ以上ゲームを増やしてどうするというのでしょう?
理由はこうです。
エロゲーを止めるならもう一回、もう一回でいいから、ときメモみたいな恋愛シミュレーションがやりたい・・・」
私は、積みゲーを消化するために、もう一度エロゲーに対する興味をリブートすることにしたのです。
目を皿のようにして、商品棚を眺めること一時間。
私は「ダ・カーポ」という作品を手に取りました。
理由は、そのパッケージに「ちょっとこそばゆい恋愛ゲーム」と書いてあること。
そして、そこに描かれた金髪の女の子と目が合ったからでした。
その少女こそ、芳乃さくら
それが、その後10年の付き合いになる彼女との、ファーストコンタクトでした。

  • 攻略

私は基本的に恋愛アドベンチャーをやるのが、苦手です。
なぜなら、女の子からの誘いを断ることができないからです。
そして、一度自己紹介した女の子が画面に現れると、なんか悪いから挨拶に行かなきゃ気が済まなくなってしまうからです。つまり、初見ではどうしても、攻略を一人に絞ることができないのです。
ですので、例によって、第1周目はいろんな女の子にまんべんなく声を掛けまくり、フラフラしていました。
すると、フルートを吹いている女の子にフラグが立ちました。
よかった、この作品にはバッドエンドがないぞ。2周目からは、どんどん攻略していこう!
いつもの禊ぎが済んだ私は、続くお姉さんの水越萌ちゃんも無事に攻略。
余談ですが、姉妹揃ってとんでもないドスケベで、大変グッドでした。
「これこれ!俺がやりたかったのはこれだよ~!もう、ややこしいシナリオとかどうでもいいんだよ~」
次は、白河ことりちゃんにしよう。
私は3周目、帽子をかぶった女の子に狙いを定めてゲームを進めました。
ドジュウウウウウウウウウウウ!!!
そのとたんに、油断していた私の身は、焼け焦げました。

  • ヘヴィーシナリオ

白河ことりちゃんのシナリオはこれまでと打って変わって、超ヘヴィーなものでした。一体これのどこが、「ちょっとこそばゆい」のでしょうか?
それ以降、美春ちゃん音夢ちゃんとかなり内容がシリアスなシナリオがどんどん続いていきます。
き、きつい!またなのか?私は「AIR」を思い出して、暗い気分になりました。
なんで、世の中のエロゲーというものは、こんなにどれもこれも内容がHEAVYなのばっかりなんだ!
実はロボットだったとか、記憶は消えてしまうとか、壮絶なシナリオが続きます。
しかし、何のかんの言って、結局私はこういう作品が好きだったのでしょうね。
気がつくと、またしてもずっぽりとのめり込んでいる自分に気がつきました。
ただ、こうなってくると、いつものようにエロシーンなど、エロくもなんともありません。眉間に皺を寄せながら、「あッ。うん・・・・。ひゃうっん。ああッ!!!」という文章の羅列を熟読していました。
なんなんでしょうね。この、ハードシナリオに挟まれたエロシーンを読んでいるときの、達観した感じ。

ところで、私は前述したように、今回「ときめきメモリアル」のような感動が欲しくて、恋愛ゲームを買いました。
しかし、私はまたしても、「ときメモ」みたいな恋愛シミュレーションをすることができませんでした。
というか、このときようやく気がつきました。
ときメモみたいな恋愛ゲームは、ときメモだけである」という単純な真理に。
ようやく私は、恋愛シミュレーションゲームと、恋愛アドベンチャーゲームの違いに気がつきました。
そうか、エロゲーにあるのはそのほとんどがシナリオ、つまり恋愛アドベンチャーゲームだったのだ。
気づくのが遅すぎました。

あらかたの女の子を攻略した私は、最後に一番に気に入っている「芳乃さくらルート」を、攻略することに決めました。
彼女はとても高校生とは思えない、ちょっとすると小学生なんじゃないかという様子で、私のことを「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と言っては、なついてきます。ついでに言うと、私の大好きなボクッ子です。屋上でお弁当食べたりなんかして。
ですが懐かれれば懐かれるほど、私は胃が痛くなってきました。
こんな女の子に、手を出しちゃいかんだろう・・・。
私は、ある女の子が好きになればなるほど、その子に手を出すのに、もの凄い抵抗を覚えるようになってくるのです。これは名作エロゲー、「AIR」をやっていたときに感じた症状であり、私はこれを「美鈴シンドローム」と呼んでいます。
ですので、シナリオが進めば進むほど、調子が悪くなってきました。
そんなときに、これは明らかにエロい方に向かうだろうという、分岐点。選択肢が現れました。
詳しくは忘れましたが、確かお弁当を食べていて、「キスをする or 手をつなぐ」とかそういう、選択肢だったと思います。

私はドキっとして、「手をつなぐ」をクリックしました。
そして、とうとうやりました。私は芳乃さくらを汚すことなく、ゲームクリアをすることに成功したのです!
いいんです。もうCGコンプなんてしなくていいんです!
ナイスシナリオ!これでいいんです。
今となってはわかりませんが、ひょっとしたら、さくらに関してはエロシーンは無かったのかもしれません。「ダ・カーポ2」、「ダ・カーポ3」でさくらのHシーンが無かったことから、そう類推することもできます。
何も18禁エロゲーだからって、エロシーンが必ず無ければならないというわけではありません。
むしろない方がありがたかったりするのです。
私はこの時点で、「ダ・カーポ」を選んでよかったと、心の底から思いました。
これで、あの積みゲーも乗り切ることができるでしょう。

その後、アニメを見て、続いて発売された「ダ・カーポ2」を攻略したりしました。
そこでは、芳乃さくらは学長になっていました。幼女のまんま!
彼女とは、ゲームが発売されてはプレイするという、長い付き合いになったのです。
そして、2012年「ダ・カーポ3」が発売されました。
イギリスが舞台の本作では、芳乃さくらは記憶喪失になっていました。
半年がかりでクリアして、そうか今回はエロシーンなかったんだとほっとしていると、ちょうどクリアしたころに「X-RATED」、つまり「エロありバージョン」が発売されて、絶叫したりしました。
そこには、エロシーンが最初から無ければないで寂しいという、複雑な消費者心理があります。
今では積みゲーも無事に消化し、なかなかエロゲーをやる機会は減りましたが、芳乃さくらというヒロインの物語は、永遠に私の心に刻まれました。
とはいえ、さくらの物語の完結編とおぼしきシナリオの入っている「ダ・カーポ3R」は、内容が同じゲームなので、時間をおいてやりたいため、まだやっておりません。このブログを書いたのをきっかけとして、そろそろプレイしようかなと思っています。

・・・と思っていますが、去年同じゲーム会社から発売した、「D.S.-Dal Segno-」ってのは一体なんなんでしょうか。ダル・セグノ?
私のエロゲー撤退戦は、まだまだ続きそうです。


D.C. ~ダ・カーポ~ - 10周年記念ムービー

アニメ「サクラクエスト」の感想

サクラクエスト」を五話まで見ましたが、やっぱり面白いですねー。
花咲くいろは」、「SHIROBAKO」にハマりまくった身としてはこれは超えられないんじゃないか、と余計な心配をしたりしましたが、そんなことはどうでもよかったですね。
主人公の木春由乃ちゃんが、ちょうど「花咲くいろは」の緒花ちゃんと「SHIROBAKO」の宮森を足して二で割ったような感じでたまらんです。
伝統工芸とパワードスーツを組み合わせて、ナイスアイディアとか言ってる感じが、緒花ちゃんが旅館で空回りしている感じをほうふつとさせてくれます。
で、二話にして五人全員そろって、さあこれからこの五人でやっていくぞって感じも、展開が早くて見やすいです。
丁度、京アニの「無彩限のファントムワールド」と「小林さんちのメイドラゴン」みたいな、話数が進むごとに一人ひとりメンバーを揃えていく展開と逆の感じですね。他のアニメを下敷きにして進めてる感じが楽でいいです。
あと、「今期の響け!ユーフォニアムアニメ」がこれですね。安済知佳さん a.k.a 高坂麗奈が、主要メンバーに入ってますからね。元女優の緑川真希ちゃんね。
それで、喫茶店の女の子が、黒沢ともよさん a.k.a 黄前久美子ですね。あんまり声優さん意識すると、アニメ視聴のジャミングになるんで、普段できるだけ確認しないようにしてるんですけど、ちょっとラジオ聞き過ぎて、すぐわかってもう駄目ですね。
あとやっぱ、春夏のアニメで、舞台が田舎ってそれだけで好きですね。現実逃避具合が非常にスムーズにできますからね。
この作品は普段アニメ見ない方でも、楽しめるんじゃないでしょうか。


TVアニメ『サクラクエスト』本PV

「あれはなんだったんだろう」のコーナー~その②『AKIRA』

「みなさんこんにちは。シスプリで一番好きなキャラは千影ちゃん。なでこSMILEです」
「それ前から言ってるよね。なんでそんなに好きなの?」
「一回も言ったことないです。私はこう、FULL BODYで中二やってる人が好きなんだよね。いわゆる中二病じゃなくてさ」
「ということで、今回のあれはなんだったんだろうは、名作コミック『AKIRA』です」
「はい。実はわたくし、あるコマでどうしても気になっているところがありまして」
「コマ?」
「はい。ご存じのように、大友克洋の『AKIRA』というのは、アメコミに大変な影響を受けているわけです」
「表紙とか、色の塗り方とかそうだよね」
「そして、限りなく漫画的表現を排した絵柄が特徴なんですね。例えば、アクションシーンでも集中線とか背景に描かれてても、人物は静止しているんですよ」
「なるほど、例えば顔文字でいうと、『ノシ』とかの漫画的表現はないわけですね」
「そうです。殴ったあとの手で止まっている。あって『シ』なわけです」
「ふむふむ」
「とそんなことを知るはるか以前、小6の私は小遣いをためて、昔はおもちゃ売り場のフロアにあった、西神そごうの本屋にしか売ってなかった、『AKIRA』を買っていたわけですが」
「今は本屋、レストランフロアの最上階だよね」
「で、そのころから、『あれ、このコマだけ、なんか違和感あるな?』ってずっと思い続けてきたコマがあるんです!それを今日ここで発表します!」
「えー、そんなに変なコマなの?」
「それは、このコマでーす!」

f:id:smilynadeko:20170401230508p:plain

「えー!!!これそんなに変かな?」
「変じゃねーかよ!鉄骨、ぐにゃあなっとるし、なんか人間寸詰まりだし!ちなみに第1巻の51ページ、下のコマです!」
「うーん」
「何より小6の俺が、あれ大友克洋、このコマの絵だけ下手だなって思ったぐらいなんだから。小6に思われてちゃダメだよ!!!」
「そうねえ・・・。まあ、ほかの絵が上手すぎるとも言えるけどね」
「当時、他の全ページ私は調べたけど、こんなに引っ掛かるのはこのコマだけだった」
「病気だよお前」
「そんで大学ぐらいになって、さっき言ったような事実を知ったら、やっぱりこのコマがどんどん忘れられなくなっていったんですよ。『それでもやはり、汗の表現などで、どうしても漫画的記号にならざるを得ないわけです』とか、大友克洋について本に書いてあっても、いやそれよりあのコマは違うじゃん!あのコマだけが!あのコマだけがっつって、誰にも言えない呪いのように、私の心にわだかまっていったのよ!!!」
「それを今回、解放できたと」
「そうなんだよ。うわーん、ありがとう!」
「いいブログやってるよね」
「いやー、いい気分だ。みなさん、このコマが漫画『AKIRA』、全コマのなかで一番手抜きです!」
「失礼な言い方するな!描き方が、若干漫画表現的です、だ」
「さて、それではさようならー」
「さようならー」