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「なでこSMILE」のアニメ感想BLOG

アニメや漫画などについての、自分の思いを記録するブログ

「響け!ユーフォニアム2」第12回を見た!

滝の野郎・・・

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Kids Return OST - Kids Return 15 - Joe Hisaishi

<告知>「冬コミ2日目(12.30)で、しもぴーさんの『茶畑球場』のブース」に来てね!

※ こちらはイメージ画像です
咲-Saki- Portable BEST
OFFICIAL ANNOUNCEMENT!!!! → 冬コミ告知 - 茶畑球場プレスルーム


特報!
わずか半年の制作スパンで、しもぴーさん率いる『茶畑球場』が、待望のサード・アルバム(新刊)を引っ提げて、今冬の「コミックマーケット91」で、DOUJINシーンにBACK AGAIN!!!

サークル名:「茶畑球場」
日時:2016年12月30日(金曜)2日目
場所:東京ビッグサイト 東 Q-23 b

内容は「全放送回のゲスト一覧表」「『新番組全部見てみた件』の期待値ランキング一覧表」という二大特集になっております。そしてそして、しもぴー先生の「書きおろし新作ブヒ部」も収録されております。また、ボーナストラックとして『新番組全部見てみた件 side B』のランキングも、国内盤に収録されているとのスクープを、当ブログに極秘で教えていただきました。
そしてまたしても、今回もfeaturingとして、わたくしこと「なでこSMILE」のブヒ部も、参加させていただきました。タイトルは「『とある科学の超電磁砲』の白井黒子さんをデートに誘う」です。

今回の二大特集、これはまた、しもぴーさんとんでもないものを作ってしまいました。
これは同人誌というより、もはや事件です。
つまり、この本さえあれば基本的には「音声」で確かめるしかなかった、過去回のゲスト回とランキングが、一目でわかるようになったということです。
そうです・・・。
しもぴーさんは今回、辞書を編んだのです!!!
まさに『とある魔術のインデックス』。
これから出される「10万2997冊」の魔導人書の、第三冊目!!!
どうぞ、お買い求めください!
「あ~、ダメだ。年末は、毎年ハワイに行っちゃう!オー・ジーザス!」という方は、通信販売による受付も検討していただけるよう、当記者が責任をもって、説得いたしますのでご安心を!
この本を買ってきて近所の公園で大声で朗読し、「はて。このときどういうことが期待されて、この作品がこの位置にランクインしたのだろう?」ということに疑問を持てば、その部分をピンポイントで聞き直せるではありませんか!
なんという便利さ。
痒い所に手が届くというのは、このことを言うのです。
今日び、これほど同人誌同人誌した、同人誌も世の中にありますまい!

そして、しもぴーさんの咲ちゃんとのブヒ部の書きおろし!
前回、手に入れられなかった方にこそお勧めしたい。
これ一度、「本」で読んでみてくださいな。
熱文字で発表されている「ブヒ部」はあくまで、音声用に修正されていることがよくわかります。
この本など、もはや「咲ちゃんとのデートの日記」を、こっそり盗み読んでいるような、背徳的な萌えがさざ波のように押しよせてくるんですから。
しもぴー先生の活字ブヒ部は「茶畑球場」でしか読めません!!!

あと、今回も私こと、なでこSMILEも寄稿させていただきましたが、この『レールガン』のブヒ部は、正直一番人に見られたくないやつです。
なぜなら、これが私が初めて書いた「ブヒ部」だからです。
これと、あと二本を書いて、どれか採用されればいいやと、思い切って当時「熱文字編集部」に送らせていただいたんですが・・・、あれはえーっといつだったかしら・・・。ほら、こういうときに、昨年夏の「茶畑球場の同人誌:記録の②」があれば便利なわけですよ。こうして、どんどん「熱文字が聞きやすく」なっていくわけです。えーと、あった!「第81回2014年8月の編集室」ですね。
このときに、書いて送ったんですがアホみたいに長いので、より短い『侵略!イカ娘』のイカちゃんの方を採用していただいたわけです。
今考えれば、こっちのほうが気を抜いてるだけあってヤバイですね・・・。イカちゃんにボーリングを教えて、密着するという、あまり社会性があるとは言えないロリコンの姿が、そこにあります。
まあでも、やっぱイカちゃんは可愛いじゃないですか。頭撫でたいですよね。あの触手とか、石鹸でぐにぐに洗ってあげたくないですか?それか、あの真っ白いシャツに墨汁ぶっかけたい。コールタール垂らして、真っ黒に汚染したい。「やめるでゲソ~!海を、私を汚さないでゲソ~!」なーんつってね!!!うう、ダメだ!俺はもう、こういうので興奮しないと、心に強く決めたはずなのに!!!俺の馬鹿!俺の馬鹿!ガンガンガンガンガン!!!!ボキッ!

ともかく、本来ラジオなどに投稿した文章は、もうそれだけで満足してしまうのですが、今回は「初作品」だけあって、個人的にこれをどうしても同人誌の形にして、手元に置いてみたかったので、しもぴー先生のご厚意に甘えて、またまた寄稿させていただきました。痛々しい分、心の暗闇が深いことと思います。これから、ブヒ部を書こうとしている人へ、少しでも勇気を与えられれば、私の死も無駄にはなりません。命ば捨てがまる!!!

ということで、どうか、みなさま!!!
茶畑球場の新刊を買って、またまた「熱量と文字数」を一緒にどんどん聞きましょう!!!
どうぞ、よろしくお願いいたします!!!
それでは最後に「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」を聞いてください。


TVアニメ「がっこうぐらし!」OP映像

「げんしけん二代目(第21巻)」の感想

・・・少年が神話になりやがった。

おめでとう、斑目
俺気づいたら、三十代半ばになっちゃったよ!!!

これまで、色々ありがとう。
おかげで助かったよ。


げんしけんOP「マイペース大王」

「かーずラジオ全部のせ(アニメ感想戦 2016年夏アニメ総括+春アニメ雑感)」について!<ネタバレ注意>

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※ ラジオにて2016年の春と夏アニメの内容、ネタバレ注意願います。


かーずラジオ全部のせ(アニメ感想戦 2016年夏アニメ総括+春アニメ雑感)

かーずさんのラジオ、最新回が公開されました。

今回「この美術部には問題がある!」がランクインしておりましたが、(実際に何位にランクインしているかは、ぜひラジオをお聞きください)、このアニメに関してかーずさんが、「確信に近い推測として、宇佐美さんは性欲が強いに違いない」と仰っています。この発言は、『熱文字』の今期の俺の初恋の件
190 熱量と文字数 【サイドB特集 ~全部見てみた&初恋の件~】
でも仰っていましたので、私はすこぶる感銘を受けまして、それ以来ずーっと宇佐美さんの性欲について考えていました。

私もこのアニメ大好きだったんですが、実は最初の方は「宇佐美さん」に萌えられなかったんです。
なぜなら、内巻くんが宇佐美さんのことを、「三次元、三次元」と呼ぶから彼女のことを、私はどうしても、アニメキャラだと思うことができなくて、それに内巻くんの絵に関心を示さない彼女を見ていると、なんか「宇佐美さんに自分がdisられている」気がしてならなかったんですね。これを「被害妄想」と言います。

正直に告白しますと、実際の宇佐美さんよりも、内巻くんがスケッチした宇佐美さんの方が、可愛いと思いました。
動く彼女を見ていると、説得力がありすぎて、落ち着かないんです。
ですが、アニメを見続けていくと、それがゆえに自分がだんだんと宇佐美さんにシンクロしていくのを感じました。内巻くんは内巻くんで「理解不能」だったので、宇佐美さんに取りついたわけですね。私の病んだ魂が。
この感覚はそうですね、漫画でいうと「ディスコミュニケーション」を読んでいたときのそれに近いです。

それで、「週5回はオナピーしているんじゃないか」とかーずさんが仰っているのを聞いて、宇佐美さんに憑依したが故に感じたエロさというものは、そういう側面もあるのではないかという文章を、暗い部屋で一人カタカタと書いていたんですが、そんなことをブログに載せるのは正気の沙汰じゃない。気違いだと思われるのがオチだ、ということにようやく気が付いたので消しました。

ですので、結論だけ書きますと、「俺のなかの宇佐美さん」は、やはり性欲は強いです。
あの自室で風呂上りごろごろする宇佐美さん、匂い立つようなエロスを放出しています。ですが、彼女は「オナピー」まではしていません。もちろん知ってますけど、ギリギリでしていません。
ただ「濡れています」。これはもう、間違いありませんね。
あと、「マン毛が濃い」です。みなさん、どう思います?
この二点を個人的見解として、ここで述べさせていただきたいと思います。

それよりどうか、番組内の「非オタとしての宇佐美さんが、こちらにやってきてくれたから、ドキドキするんじゃないか」というお話をお聞きください。こちらのほうがよっぽど建設的であり、健全であり聞くに値する素晴らしい指摘です。

それでは、最後に今回も番組で読んでくださった、私のメールをおまけで再掲させていただきたいと思います。
次回の放送も楽しみにしております。


91daysの感想>


本作は純粋なイタリアンマフィアもので、大変楽しく拝見いたしました。
この作品には、可愛い女の子も出てこなければ、特殊な超能力も出てこず、武器も時代に合ったナイフと銃だけで、演出もアクションを見せるというより、50年代風のアメリカ映画のような、ただひたすら人間ドラマを見せるという、大変にストイックな作風でとても面白かったです。
また、その人間ドラマも、主人公の成長を見せるというものではなく、両親の復讐を果たすために、親友を手にかけ、最後は友と呼べるに至った相手に撃たれて終わりという、大変ドライな因果応報、無常観を淡々と描いており、お陰で私はこの91daysという世界そのものを、キャラクターに変に肩入れすることなく、純粋に味わうことができました。
アニメだと、最近見た中では昭和元禄落語心中が、同じような香りがしました。そういう意味では、今作は古典的な芝居や落語に近いかもしれませんね。


(注及び補足)

・『50年代風のアメリカ映画』とは、つまり「第三の男」や「現金に体を張れ」などの、フィルムノワール作品のこと。
・『友に撃たれて終わり』と書いたが、この発射音だけしか聞かせず、砂浜を写すラストシーンは、北野武の『HANA-BI』オマージュか?
・『古典的』とは、いわゆる類型的なお話という意味。『忠臣蔵』とか『芝浜』とか、『さるかに合戦』などのよく知っている物語を、極力そのまま再演した「時代劇」に近い感じがした。ほかのアニメで言えば『巌窟王』などだろうか。私はこうした、ある種反時代的ともいえる、チャレンジ精神のあるアニメは大好き。

「響け!ユーフォニアム2」第7回を見た!

あのアマ、道であったら「極黒のブリュンヒルデ」みてーに、ドロドロに溶かして殺してやる。もしかしたら、あいつのハーネスは「オンオフのボタン式」かもしんないから、奇数回連打して殺してやる。

ところで、今公式サイト見たら、来週のタイトルが「第九回『ひびけ!ユーフォニアム』」だってさ・・・。絶対神回じゃん!!!俺、もうすでに泣きそうなんすけど。ミサトさーん!!!


Charles Mingus - Moanin'

「響け!ユーフォニアム2」のエンディングについて考える

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※ エンディングに関するネタバレを含みます。ご注意願います。


「えーそれでは、今回はテレビアニメ『響け!ユーフォニアム2』のエンディングについて考えるとのことですが。あんたあんだけ喋っといて、まだ言いたいことがあるんですか?」
「ええ。私はこのエンディングが『けいおん!!』の 『No,Thank you!』以来、京ア二屈指の名作だと思ってまして」
「へーそんなにですか!パッと見てすごいって感じはしませんでしたけども」
「最初はただただ、圧倒されていただけだったんですが、2話、3話と繰り返し見るうちに、だんだんとその意味に気が付いてきましてね」
「この作品は毎週見てたんですか?」
「いえ、ちょっと構えすぎてしまって。体調が万全の時を見計らっていたら今日になりました。今日1話から5話まで一気に見ました」
「もう11月じゃねーかよ!意気込みすぎだろアホか!!!そういえば、なんか『聲の形』で体調崩したとか聞いてますが」
「ええ、あの作品はちょっとボディーにモロに入ってしまって・・・。シリアスだとは思ってたんですけど、前知識とか全然入れずにノコノコ行ったら、バッドトリップして死にかけました」
「情けないですね。でも結構珍しいんじゃないですか?アニメでそんなにへこむなんて」
「あんなに食らったのは『かぐや姫の物語』以来ですね。あんときも三日間くらい眠れませんでした。でもいいんです趣味なんで。京アニ作品見るときは俺、いつもノーガード戦法なんで。別に死んでもいい」

「それでは、今回のエンディングなんですが、最初は確かなんか、青い水玉がポタポタ落ちてきてるところから始まりますね」
「ええ。それは『水時計』なんですね。水の中を油の玉が移動すると、水車が回転する仕掛けのおもちゃです」
「あー、なんか温泉地とかで売ってるやつですね。砂時計の水版みたいな」
「そうです。その意味するところは、『限りある時間の止まらない流れ』です。それがぽたぽたと落ちているところから、このエンディングはスタートするわけですが、その後はどういう表現になっていました?」
「確か『劇場版まどマギ』みたいな、不思議なお茶会を主要メンバー四人がやっているところが写されていました」
「そうです。ここで重要なのはその色彩です。『叛逆の物語』の冒頭シーンみたいに見えたのがいい証拠で、これパステルカラーの乙女チックな色味で描かれているんですけど、全体的にくすんだセピア色で、統一感というものが全然ないんですよ。制服の色もバラバラ、ケーキとかも青味がかっていて、全然おいしそうに見えない」
「ほう、言われてみればそうですね。そういえばチューバくんも無表情でなんだか怖いです」
「いや、彼は元からなんだけどね。マシュマロマンというか」
ミシュランマンみたいなね」
「あはは。千と千尋カオナシみたいじゃないですか?」
「いいから早く次行ってください」
「・・・・・。とにかく、とても楽しそうに見えない。退屈しているように見えます」
「ほう。言われてみれば確かに不思議ですね。本当にみんなぼーっとしています。ほかには、何かありますか?」
「チューバ君が『ガラスの靴みたいなお菓子』をくれるのに対して、久美子ちゃんがいらないと首を振ります」
「あらまあ、ケーキがいらないだなんて!これが唯ちゃんだったら、『あ~ケーキだよ、あずにゃん』となるとこですが・・・。おや?なるほど」
「そうです、これは『放課後ティータイム』の再現なんです」

「つまり北宇治高校の四人は、放課後にお茶会をしたいわけではないと、こういうことですね」
「そうです。本作は『けいおん!!』のアンチテーゼであると、京アニが明言しているのです!これは特筆すべきことです。十数キロも離れていない、桜ヶ丘高校ではあれだけのんびりした雰囲気だったのに!」
「ふわふわタイム〜とか言ってたら、麗奈にトランペットで頭かち割られそうですね」
「想像するだけで怖いです!では、その後どうだったかに戻ります。チューバ君がタクトをふるって、お菓子に魔法を掛けると、ケーキがマウスピースに変わります。これを見つけた久美子たちは目を輝かせて、それを手にとって、部屋の外へと走り出すわけです」
「『けいおん!!』がケーキの中で演奏してたりしたのと随分対照的ですね」
「そうなんです。『映画けいおん』のエンディングで、澪ちゃんが壁を壊して外へ出て行く描写がありますが、あのイメージが反復されているとも言えます」
「確かによく似ていますね。似ているといえば、この四人が外で走っているシーンは、ユーフォニアム一期のエンディングと似たような感じにしてあります」
「そうですね。わざと全く同じ表現にしてあります」
「それにはどのような意図があるんですか?」
「まず、これはタイトルに『2』と堂々と書いてあるように、一期の正当なる続編で、同じことの続きをやるという意図があるのではないかと考えられます」
「ふむ。ところでこの四人はなぜ走るんですか?」
「走ると青春っぽいからです」
「なんで青春っぽいんです?」
「ちょっと待ってくれ。えーとね。・・・それはあとから考えよう。てかそういうのは直接、京アニに聞いてくれよ」
「お前今、自分が何言ってるかわかってるのか?」

  • 必要なのは「楽器」と「仲間」で同じだが、「音楽」へのアプローチが違う

「ともかく、くすんだ乙女ちっくな部屋から出た四人は、極彩色の青空と緑の輝く丘へと『裸足』で、走り出すんですよ」
「これがまた、滅茶苦茶綺麗ですよね」
「目が洗われるような美しさです。世界がまばゆく輝いていますね」
「私なんかCMの京アニ文庫の『ヴァイオレットエバーガーデン』ってやつ見ただけで、息を飲みました」
「あれヤバイよね!アルチュールランボーの詩でも読んでる気分になりました」
「ヤバスギでしょ。頭おかしいんじゃないの?」
「もう正直、これまでさんざん信者だとか言ってきたけど、個人的にスタジオオジブリとか、ガイナックス完全に超えちゃいましたね」
「まさか、ジブリ超えるなんてね」
「話を戻しますと、裸足で外へ駆け出した四人は、野の花があちこちに咲いている草原の中を一緒に走っていくんです。そして最後、久美子は自分のユーフォニアムを見つけて、ひざまずいて抱きしめます。みんな自分の楽器を探しに行ってたんですね。一期の葉月ちゃんがチューバを選んだときのエピソードの反復です」
「まさかのジブリ越え・・・」
「聞けよ!そして見上げると、すでにそれぞれの楽器を手にした仲間たちが颯爽と立っていて、麗奈にさあ行こうと手を差し伸べられます。そして、ゆっくりと立ち上がる久美子」
「あの久美子ちゃんのお尻エロいよね」
「このゆっくり立ち上がる部分で、挫折からの立ち直りを表現しているんですね。あの尻はmother fuckin'エロいです」
「尻は揺れないことにその本質があると思いますがね。フォルムと量感ですね」
「ここで、注目すべきは裸足で駆けていくところです。なぜ裸足だかわかります?」
「私やかーずさんが、裸足に制服の女の子が好きだからですよね?」
「違います。かーずさんそんなこと仰ってましたっけ?」
「以前、女性の足は美しいことに気づいた、とかブッダみたいなことを仰ってました」
「そうでしたね。かーずさんとかアニメ会クラスの方が仰ると、もうそれだけでグッとくるよね。うーん、確かにそれもあるかもだけど、ほら最初に言ったケーキの形はなんでした?」
「ガラスの靴っぽいハイヒールでした」
「そうです。私たちは『シンデレラにはならない。欲しいものはこの自らの素足で取りに行く』っていうことを意味しているんです!」
「なるほど。与えられた状況の中で、ただ楽しくやっていただけの『けいおん!!』とは違うんですね」
「・・・・・・。そうですね。まあ、あれはそう言う意味で、限りなくロックですがね・・・。何もロックだからと言って、政治的だったり反抗的である必要は全くありません。半径2メートルくらいの自分の世界を、下手なりに歌い出すのもロックですからね。てか、むしろ本来はこっちだからね!さわちゃんも認めてたし!なぜならばその前身である元来フロアカルチャーだったR&B及びJAZZの曲を黒人ラジオDJがスラング的に賞賛の意味で使ったロックンロールという言葉から始まったロックはBLUESに根本的に・・・」
「悪かったよ。言い方が悪かった。ごめん。ロックの話は置いといて、ユーフォはどうなんですか?」
「こちらは大人や先輩、他人に出会って、導かれていく物語なんです。どちらも女の子がメインの、高校生活を取り上げた日常系アニメであることには変わりありませんが、やりたい事へのアプローチの仕方が全く違うんです」
「やりたいことってのは音楽ですか?」
「そうです。つまり、高校生活を『生きる』ってことです」
ユーフォニアムは日常系アニメなんでしょうか?」
「いえ、ですのでそこら辺を考えると面白い。ここは『日常アニメ』という新ジャンルとしてみても面白いでしょうね。だからこそ、写実的に嫌な部分もこってり描きます。むしろニュアンス的には『氷菓』に近いのではないでしょうか?」
「誰にでも青春ですね」

  • 自分たちの選んだものに意識的な『ユーファニアム』、無意識的な『けいおん!

「そして、四人集まった皆が演奏を始めると、自分のネクタイを取った久美子が、旗のように高々とそれを掲げ、自分たちの姿を誇らしげにこちらへ見せつけるんです。画面左隅に止まってるということは、ここが終点です」
「ところでオッパイもフォルムと量感でしょうか?」
「そこで、自分たちの選択に後悔はない!私達が走った道乗りは決して無駄ではない!ということを宣言して、ネクタイを風に吹き飛ばして終わりになるわけです。くーカッコイイ!!!オッパイはフォルムと質感です!!!」
「いやもうマジでカッコいいですよね!ここは!」
「この四人のラストショットで、限られた時間に意識的である今作と、出来るだけ無意識に過ごしてみせた『けいおん!!』との違いが明確になると思います」
「『けいおん!』と比べてみると、確かに面白いですね」
「かーずさんと、ユーフォニアム二期のキービジュアルが出たとき、久美子たちはまるで戦争でもしに行くようだ。先輩たちは天に召されて行くかのようだとメールで話したことがあります」
「あの久美子、仁王立ちしてますよね。ところで今回の『ヴィヴァーチェ!』って曲もカッコいいですね」
「はい、これまたオープニング曲もエンディング曲も抜群でね!一期のスカコア調のタイトな感じより、もっと開かれた祝祭的なムードのある曲になっています。ZAQと編曲者の高田暁って人、超やべー」
「ちょっとだけ、曲に関することでなにかありませんか?」
「例えば、『ずっと忘れないよ』と歌われる部分で、誰もいない準備室、置き忘れたノート、音楽室が写るのは、完全に過去の描写です。ただ振り返ってはいません。走りながら後ろは見れませんからね」
「なるほど。じゃあ、このあたりに出てくる、薬指の花の指輪にキスをする、2年生が写るのはなんです?」
「まだ異性に向いていない、他人に対する思慕の情です。端的に言えば性の芽生えですね。またキスは別れの挨拶でもあります」
「いやー読みますね!!!じゃあ、このネクタイを取るというのは、どういう風に考えていますか?」
「ネクタイは学年で色が変わるので、これまた『不可逆な時間と変化の象徴』です。それをほどいて、空へ投げるということは、これで終わりだということを意味しています。つまり、3期はありません。2期できっちり終わらせてくるということを意味しています」
「え!本当ですかそれ?そんなこと言って大丈夫なの?」
「知りませんよそんなこと!ただ『映画けいおん』のエンディングで澪ちゃんが幕を引きながら歩いてたり、白薔薇を投げたのと同じように、制服をある一部でも脱ぐってことは、『卒業』ってことです!」
「怒んないでくださいよ。なるほど、『No,Thank you!』ではみんな違う制服を着てましたもんね」
「そうです。あずにゃんに合わせて、みんな別の制服に着替えていました。これも脱ぐってことを意味しています」
「でも、みんな一年生ですよ?」
「だから、卒業ではなく『この作品の終わり』となるわけです」
「予想が外れたらどうします?」
「むしろ外れてくれ!!!俺、ふもっふ以来の京アニ三期が見たいんだよ!!!『3』でいいじゃん!3クール全3本で行きましょうよ!『あずまんが大王』だって全3巻だったじゃないか!!!」
「ちょっと、落ち着いてください!『あずまんが大王』は元々全4巻です!!!そういえば最後に『水時計』がまた映る場面で終わりますね」
「そうです。普通の時計と違って、明確に時間の制限のある『水時計』が落ちきったところが写されて、このエンディングは終わります」
「やばい、感動してきた!つまり『短い青春の時間を、私たちは全力で駆け抜けたよ』とこういうことですか!」
「そうなんですよ!!!それを考えたらもう涙がとまらなくなってしまって!」
「もう終わって欲しくない!!!」
「『けいおん!!』の時以来ですよ、この感じ。わかります?ということで、いてもたってもいられなくなり、今回シンポジウムを開催したわけです」

  • なぜ、青春は走るのか?

「それじゃあ、最後にせっかくなんで、『なぜ青春は走るのか』についても考えてみましょう」
「なんで走るんですか?」
「まず二足歩行形態へと進化した人類は、走れるようになることでその人間的特徴を最大限発揮することができるようになったわけですが・・・」
「え??そっから考えるの?」
「だって知らないんだもん。とにかく、直立二足歩行できる生き物は人間とゴジラだけです。さて、人間はいつ走ります?」
「体育とか運動するときじゃないですか?」
「まあその時点で青春っぽさが出ますけど、今の路線で説明すると、人間は何かを追うとき、もしくは逃げるときに走るわけです。昔から鹿を追う、隣の部族の攻撃から逃げるなどのときですね」
「まあ歩いてたら、鹿なんか捕まえられませんわな」
「そういうことです。普通の状態である『歩く』から、『走る』に切り替わるのは、何か欲しいものがあるとき、手に入れたいものがあるとき、もしくは何か嫌なものがあるとき、何かを振り切りたいときに走ります」
「ほーなるほど。青春の定義に近くなってきた」
「そうです。走ることは苦しことであると同時に喜びである。だからこそ『青春しているときは走るんです』。だから『たまこラブストーリー』でもたまこは、最後走ったわけです!『映画けいおん!』のラストでも、エンディングでも、最後はみんな走ったわけです。手に入れられるかどうかは問題ではない。走りたいから走るんです。青春とは結果ではなく過程です!」
「おお、なかなかいいんじゃないですか」

  • オンタイムで傑作が完成するのを見届ける快楽

「以上、内容には触れずにエンディングからユーフォニアム2について語りましたが、言いたいことはただ一つ。こんなヤバイのが今放送しているんだから、ぜひ生で見てくださいと。この文章の目的と結論はそれだけです」
「信者としても本当にお願いします。入信してください!」
「どうなるかわかりませんが、あれだけガッチリ一期をやって、あの完成度の映画と『聲の形』をかましてからの二期ですから、京アニのフルパワー、ほとんど京都アニメーションすべてを賭けてのエントロピーの爆発を目撃できると思います」
「昔ジブリのスタッフの方の講演で、質疑応答の時間全部一人で使い切ったあんたが、ジブリより面白いって言ってるくらいですからね!」
「・・・・・・。ともかく、普通はこんなアニメ作品のつくり方は出来ません。完全に異常です。京アニ作品としても圧倒的におかしい。たぶん会社として『何か』を狙ってるんでしょうね」
「まあ、業界の事情などさっぱりのあんたが、わかるくらいですからね。どれだけ特異な状態なんでしょう?今度かーずさんに聞いてみます」
「個人的には、この完全試合に立ち会っている感じは『蟲師続章』以来です」
「『日蝕む翳』を『蟲の宴』でスタッフの方と見て、『鈴の雫』をまたスタッフの方とバルト9で見ましたね」
「人生でも素晴らしい経験の一つになりました。この同時代を共有する感覚は、テレビアニメ視聴の本質的な魅力の一つですからね」
「みんなで一緒に目撃したいですよね」
「『かけだすモナカ』、まだBD買ってないので見てませんが、早く買います。また最終巻ばかり増えるぜ」
「そういや、ここでも走ってますな」
「ともかく、『面白いアニメが見られる』というのは、自明なことではありません。京アニに限らず、これだけ現状コンスタントにみられるのは、スタッフの努力と面白いアニメを正当に評価してお金を払う視聴者の審美眼があって、初めて成立することです」
「『アニメ』でやってんですからねコレ!信じられます?凄すぎるでしょ!?全然映画とかドラマに負けてない!」
「私は『セブン』以来のデビッドフィンチャーファンですが、面白さの絶対値で見て『響け!ユーフォニアム』は『ハウスオブカード』とタイマンはれますね」
「そんなこと言ったら、『蟲師』だって楽勝でカンヌのグランプリレベルですよ。俺ん中では長濱博史はデビッドフィンチャーと完全に同列だし」
「我々ファンはここは全力で走って見届けたいですね」
「まあ、気楽でいいんじゃない。マニアがジャンル潰すっていうぜ?ファンじゃない人でも、普段アニメを全く見ない人でも、見といて絶対間違いありません。朝ドラ並みの柔軟性もちゃんとあります。友達とか親にも勧めてみて下さい!」
「今年はまたアニメや特撮のレベルの高さを、日本が思い知った一年になったんじゃないでしょうか」
「ということで、ぜひとも『響け!ユーフォニアム2』、一緒に見ましょう!現在、絶賛放送中です!」
「放送中にこうした文章書けるだけで幸せだよね。手が震えますよ」
「ありがとう京都アニメーション!」


Hibike Euphonium 2/ 響け!ユーフォニアム2 ED - Vivace! - Kitauji Quartet [HD]

「ARIA」の舞台をたずねて

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行ったところ・・・ネオ・ヴェネツィア伏見稲荷
行ったとき ・・・2309年9月5日、2311年4月6日
最寄り駅  ・・・サンタ・ルチア駅、京阪本線伏見稲荷駅
その他の作品・・・「ジョジョの奇妙な冒険」、「ベニスに死す」

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こちらがマルコポーロ国際宇宙港です。

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サンマルコ広場の大鐘楼です。

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こちらがカサノヴァ(猫のお化け)とゲーテが愛したカフェだそうです。弦楽三重奏してましてね。一瞬、こいつらバカなんじゃねーかな?と思いましたが、マジなのでもはや尊敬しかありません。

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こちらはヴェネチアの守り神、翼を持った獅子ですね。よくヴェネツィア国際映画祭で見るあれです。

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これが修理中ですが「ため息橋」ですね。灯里ちゃんによると、裁判所から牢獄の渡しになっているそうです。私は中も通ったのですが、もうやたらに狭くてね。身体をかがめて通るのですが、石も成形してない剥き出しのやつが、内側に角張ってて外も一瞬しか見えないんですよ。ため息どころか、私だったら泣き叫びますよ!!!


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桟橋で水の三大妖精を待っているところです。

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さあ出発です。ウンディーネはもちろん、髪が短かったころのアキラさんです。


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「お客様。そろそろガイドブックばかりではなく、少しは自分の目で楽しまれてはいかがですか?」
「これは、なんでしょうか?・・・ドクロなんですが」

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目抜き通りもこんな感じで、ただのでかい水路っていうのは痺れましたね。不便どころか、足元海っていうね。忍者じゃないと快適に暮らせません。

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家も玄関開けたらすぐ水路っていう。うろうろ散歩してたら、とある家族がいきなりボートに乗り込んで出かけて行くところを見ましたが、あれは衝撃的でした。ポニョじゃないんだから。

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うまく軌跡を描けたら、ご褒美に風になれます。

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「ARIA」っぽい水路!

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「ARIA」っぽい小道!

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これが浮島からの眺めになります。いやー綺麗な屋根ですね。

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なんかゴンドラでレースやってましたね。一位になったチームがARIAカンパニーに入れるそうです。どうします、アリシアさん?
「あらあら、うふふ」
ちょっとシチリア行ってAK買って来ます!
「あらあら、うふふ」

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別の島にやってきました。おっきなキツネさんがいますね。

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黄泉の国へ続く道ですね。確か「電脳コイル」でも「花咲くいろは」でもこういう場所が出てきましたが、あの元祖がここ「AQUA」です。

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ぶいにゅ。


<最後に一言>

​すみません、私が行ったのはアクアにある本物ではなく、マンホームにかつてあったとされる水没した町の方でした。いわば同人都市ですね。

さて、この「アドリア海の女王」と呼ばれた町、都市国家ヴェネツィア
みなさんご存知のように、「こち亀」で、両さんと部長が行ったことで有名な聖地です。
荒木飛呂彦が「カメダス」に二重まぶたの気持ち悪い両さんを描いてましたよね。そうです!ジョセフもジョルノも行っております。
他には何でしょう?ヴィスコンティが、リアル・ラインハルトみたいな美少年が出てくる映画撮ってますね。

ヴェネツィアの魅力は、一言でいえば「生きている退廃的人工性」です。さながら、今も使われている軍艦島のような、九龍城のような。
ここは建設当時、教皇?んなもん古いぜ!皇帝?けっ!あんな田舎もん!!!これからはルネッサンス!つまりは商人の時代だぜ。プロテスタント・イズ・カミング!!!っつって息巻いてたブルジョアたちが、交易がやりやすいように干潟を埋め立てて作った人工の町ですが、東からは新興勢力のオスマン・トルコが、西からはコロンブスが新航路開拓してのち、需要の波が引いて、衰退の道を辿りました。
さながらITの発達とマンパワーで、新興国に国力をむしり取られゆく、どこかの国のようで泣ける話です。

でも、彼らは負けなかった。
もうこうなったら観光じゃ!「クール・イタリー」じゃ!っつって、一念発起。
ゴンドラにはアイドル的存在の女性を採用し、廃墟は温泉にしてしまい、それぞれの島には鳥居を立てまくるなど、伝統と特色を全面に打ち出して、それで500年以上生きながらえているんだから大したもんです。「Living Heritage」というやつですね。

もはやとっくに無用になった最先端のなれの果て。そこに空虚さではなく、普遍的な人間の業と新たなる美を見いだす。そんな場所から「机上の正論」だらけのこんな世の中に待ったをかけるわけです。だからこそ、天野こずえ先生の描く「ARIA」は素晴らしい。

あの坂口安吾「ARIA」やばいっつって、絶賛するわけですよ。(嘘ですけど。)伏見稲荷の鳥居だって、あれはもともと願い事を叶えてもらうため立てまくった業の固まりだったわけですからね。それが今では「わび・さび」すら感じられるという、この人間の感性というものの残酷さたるや!実際、風情があってとてもいいところでした。

ラスベガスやマカオにも、ヴェネティア風のゴンドラに乗れるカジノがありますが、そのくらいの異常なまでの欲望や人工性が、いつしかただの砂漠の町に人を集める本物の魅力を与えるわけです。「癒し」ってのは、そんくらいタフじゃないと。人間の心の弱さをなめてはいけません。

我々は昔から昔が好きだし、きっと未来でも昔が好きなんですね。
過去を焚きつけることでしか、未来を作れない。
懐古趣味と紙一重ですが、それは確かな事実です。

それでは、未来からすれば過去である今へと、再びこぎ出すことにしましょうか。
また素敵な時間をご一緒しましょう。

チャオ、ソレッラ!


Amanchu! Opening E04 Million Clouds - Maaya Sakamoto