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「なでこSMILE」のアニメ感想BLOG

アニメや漫画などについての、自分の思いを記録するブログ

アニメ「あまんちゅ!」の感想<ネタバレ注意>

大変美しいアニメでした。

美しい絵、素敵な出来事、やさしい笑顔。
私がアニメで見たいものが、すべて入っていました。

あの太陽でさえ照らしだすことのない、深い海の底で見つけたものが、人間の息吹であるという最終話は、本当に鳥肌が立ちました。
讃美歌が流れ、天を仰ぎ見るようにして、光る波間を漂うテコの姿を見たときは、涙がほほを伝いました。

そしてそんな偉大な結論であるはずの、母なる自然のただなかで繰り広げられるのが、これまでの訓練の再確認であり、練習の反復であり、なんら地上と代わることのないただの実践であるという描写に、私は大変勇気づけられました。

私はそこに「ARIA」もそうでしたが、毎話が最終回であり、一日として同じ日はなく、毎日が奇跡の連続であるという単なる事実を、そこからさかのぼるようにして、作品を通して、あるいは超えて、繰り返してはつながる一つのメッセージとして受け取りました。

私は本来止まっているはずの絵が動いてみえるアニメを、素直に魔法だと思っています。
なぜなら、一枚の絵が次へ次へと続いていく気持ちよさは、音楽が次の音へと坂道を踏み出していくような心地よさと、似たような生理的な涼やかさを持っているからです。

それは目に見えないはずの音楽の色や、絵画の奏でる音の存在をかすかに予感させてくれる、生命のきざはしのような涼やかさです。

この作品には、そうした小さな反復が繰り返し繰り返し続いていく、そしてささやかながらも確かな鼓動がこだましていくような、アニメにそもそも備わっている感性をそっと誘い出し、共に歌い合うような知性が確かに宿っていました。

素敵な時間をご一緒できて、とても幸せでした。
それにしても、クラゲが一匹も出てこないことには驚きました。

スタッフのみなさま。
素敵なアニメを、どうもありがとうございました。


Yui Makino - Undine (Full OP1 Aria the Animation)


<追記:10/24>
今、「あまんちゅ!」三回目見終えたんですが。クラゲ、最終話で死ぬほど出てきてましたね!
私の目はとんだ節穴でした。違うんですよ!俺、マスククリアとか習ってないんで、海の中じゃ目をつぶってたんすよ!心眼?心眼でアニメ見てんすよいつも。