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「なでこSMILE」のアニメ感想BLOG

アニメや漫画などについての、自分の思いを記録するブログ

さよならSEXFRIEND

ポエム

※ 文章内にエロ描写があり、閲覧注意願います。

初稿<2015/3/16>


1

「いいですか~人という字は~!」
「なんですか先生」
「こう、二人の人が支えあってできていますね~」
「なるほど」
「ですから、人は支えあって生きているということを意味しているんです」
「そういうことですか・・・」
「はい先生」
「はいみよくん」
「質問があるんですが」
「はい」
「じゃあ、人間というのは一体なにを意味しているんでしょうか」
「・・・えっと~。人間ですか」
「はい。人間も人ですよね」
「なるほど。さすがみよちゃん。先生、人間はどうなんです」
「いえ、人間は人ではありません」
「なに?」
ガタ。
俺は椅子をひっくりかえして立ち上がった。
校舎の壁は雨水の流れる沿いに黒く筋を張り巡らせて、窓ガラスには外からしか拭けない砂埃が手の届く範囲を縁取っていた!
放課後の3-Dの教室は赫く染まり、教壇に立つ先生は長い髪を顔にたらし、その表情を伺いしることはもうできなかった!
硬い唾を飲み込む。
「先生、あなたは一体・・・」
みよちゃんは紺色のプリーツスカートの端を指でつまんだ。
「どこの誰ですか?」
追い込んだ。
追い込んでやる。
ぶっ殺してやる!
「・・・字じゃない」「え」「人間は、言葉です」「というと」「先生は字の話をしているんだ!」先生は勢いよく教壇を叩くと、端を強く握り締めて、髪を振り乱した。詭弁だ。いや違う。「だが人は人間だ」「だから」「先生の答えは正しい」「逃げだ」いや、おまいさん、なんだいみよちゃん。もうこいつはここまでよ。おまいさん?次に行くわよ。さあ、吐いてもらうわ。ミヨちゃんは鉈を振り回した。
「3-Nへ行け・・・きちがい」
よし。
僕たちは3-Nへ向かった。


2

「私が人間の先生だ」
通路左側の教室から声が聞こえる。
すりガラスの向こうに影法師が二つ写っている。
さっき階段ですれ違った少年少女だろうか。
あの二人、きっと肉体関係があるに違いない。
もう長年この仕事をしていると、時間帯などのちょっとした状況ヒントだけで、そういったことがわかるようになった。
リノリウムの床に残る靴跡。誰の痕跡か。
創立三十年近いこの学校の廊下も十年前からこの素材に張り替えられた。教室は依然として木製の床だが。
何千人もの生徒がここで調教され排出されていく。
ここは監獄であり、同時に病院だ。
そこに残された、何度磨いても消えなくなったこの靴跡。
夕暮れ時。
いつも用具要れの修理などでこの場所を通るたび思う。
一度も学校から排出もされずそこにとどまり続ける教師とは。
ユーレイみたいなものじゃないだろうか。
この跡と同じ。
そして俺はもっとそのような似たようなもので、誰に何も記憶されないんじゃないか。
何と似ている。このリノリウムの床と。
だってそうだろう。
生徒と関わらないから。
でももし関わったとしたら、どんな恐ろしいことになるだろう。
俺は連中を恐れたが、それでも制服はいやらしかった。
誰にもされない記憶はいつか妄想に変った。
そして俺の妄想はいつしか記憶になった。
俺は生徒に調教されたい!!!


3

「さようならー」
「あ、さよなら」
俺たちは階段を走りぬけ、用務員に挨拶すると3-Nへまっしぐらに向かった。ガラリ。血のように赫い教室の扉をあけて勢いよく教室の中へ滑り込んだ。という風には行かなかった。
「・・・・・・」
「どうしたのみよちゃん」みよちゃんが、教室の手前で歩みを止めた。
・・・・。・。、ごめんちょっと、鞄とってくる、鞄?さっきのみよちゃんの教室に?俺とは隣のクラスの?うんん、廊下にあるロッカー。なんで?・・・・・・ちょっと。そう言って、おなかを押させて顔を顰める。大丈夫?うん、お腹痛いの?・・・うん。トイレ行く?・・・。うん、ちょっと待ってて、そう言って、例の教室を通り過ぎ、トイレも過ぎて、反対側の階段へ向かっていく下っていく。俺は廊下で待ちぼうけを喰わされた。どうしたのだろう。俺は、ひざかっくんされたようになり、3-N教室に入りかね、手前で廊下の窓から外を覗いた。
学校の西側は上り坂が見えて、中産階級の連中の一軒屋がずらりと並んでいた。屋上で切り取られた影の上からまた夕日で赤く血に染まり、でもここはどんつきで、最後にある神社の北側には何もない。鳥居は赤い上に赤く、でも初めてでも血は出なかった。俺は頭の後ろで手を組み、右足を左足の甲にひっかけて、みよちゃんとの性交を思い出していた。まるでやわらかいまき割りのような、とそこで何をしていると、教師がこちらに話しかけてきたので、反芻を中断し、俺は一人で教室に踊りこんだ。
「私が人間の先生だ」
そのとき、同時に三人思った。
こいつ?さっきの教師じゃないか!俺は思った。
相互調教を受けている!用務員は思った。
まさか今日始まるなんて、みよちゃんは思った。
みよちゃんはピンクのポシェットを握り締めたまま、痛むお腹を押さていた。
一階下の女子トイレの便器を血が赤く染めていた。
彼女は紺色のロングソックスを履いていた。


4

「私が人間の先生だ」
「じゃあ先生続きです」
黄金のように燃える夕日が教室を染めていた。
雲が燃えている。
街が燃えている。
海が燃えている。
「人間は支えあっていないんじゃないでしょうか」
先生はさっきから上を向いていて顎しか見えない。
「・・・人間は言葉だ。いいか、人は支えあって生きている絵文字。しかし人間は、二文字。だが、人の間と書く」
先生は髪を振り下ろした。
「さあここでお前に質問だ」「なんです?」「人の間にあるものとは、一体なんだ」「寂しさです」「違う、ちょっとは考えろ」「空間です」
「そうだ。その空間とはつまりなんだ?」「寂しさです」「だから違うって!」
先生は、チョークを持って、黒板に「人、空間、人 =」と板書した。
これでわかったか?「空間を媒介にした人とのつながり?」
「はっ!」
「そうだ。つまり・・・」かっかか、「社会!」
先生はそう言ってチョークをぼりぼりと食べた。
そして女性のような高い声になって、
「人間という言葉にもはじめから、社会が存在しておるのだ!つまり支えあって生きていかねばなりません。「パン。」痛!!!!」
先生の左手が吹き飛んだ。
それは変よ。みよちゃん!戻ってきたの。顔を狙ったの。どうして?頭を狙うなんて難しいわ。的は大きいほうがいいのよ。なら腹か胸を撃ちなよ。腹は教卓が邪魔よ。まずは威嚇したの。手に当たったよ?そうね。胸でもよかったわね。狙ってるじゃない。いいえ威嚇したの。
先生の左手から血が噴出した。
血を噴出させながら「はい、みよくん」
「先生質問があるわ」
「はい」
「字のときは、一画が一人、そして二画目にもう一人で、人を人たらしめていたわ」
「・・・私は言葉の先生だ」
「でも言葉は字で成り立っているのよ!人間に人が書かれていなければ、残るのはただの間よ!誰もいないこの閉鎖空間で行われる洗脳施設に今あたる夕日が照らしている」「みよちゃん?」
「この施設と同じただの空虚そのものよ!」パン!ばちゅいいいん!
時計が破裂した。
意味がわからない!!!!!
「間にも人がいるのよ!!!そこはただの空間なんかじゃない!一画が一人だとしたなら!!!だったら間という字には十二人の人間が住みついていることになるわ!合計十四人!全員がそっぽを向いた個別の十四人!ただそれだけよ!」
「・・・そんなことはない」「いいえ、そうよ」「さすがみよちゃん」「その十四人で構成されている言葉である人間は、人の間にちゃんとした社会性が」「幻想よ!」「いや、すでにその字や言葉として、社会性を伴ったのが人間なんだよ」「幻想だ!」「みよちゃん」
みよちゃんはまた一発、今度は脳みそをちゃんとぶちまけたかと思いきや、肩の辺りを撃った。
関節が砕けたのか、先生の左手は黒板に紐みたいにばしんとあたって、
人間の公式が血で真っ赤に染まった。
一体どうしたんだろう。
何をみよちゃんはそんなにムキになっているのだろうか。
僕は先生の言うことも一理あるんではないかと思うのだ。
「そうした社会という人間を人間社会に作り出すため、教育するための機関にして期間なのが、この空間である学校なのです!!!」
先生は右手で教卓を殴りつけた。どうも死んでもいいらしい。
「幻想だああああ!」みよちゃんはぽろぽろと涙を流し始めた。
痛!お腹を押させて猟銃を取り落とす。
そして鉈を取り出すと、「こーの人でなしがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」教師の頭めがけて、フルスイングした!
駄目だみよちゃん!とめねば!「少年院に連れて行かれるぞ!」「!」
すんでのところで、軌道が変り、右耳を吹き飛ばしたまま黒板に書いてある間という文字にざっくりと刺さった。鉈!
「うー!!!う、う」
「行こう、みよちゃん」
教師はまた天を仰いだまま微動だにしなかった。
ここは彼のテリトリーだ。
こんなとこに居てもしかたない。
「それでは失礼します」
「・・・どこへ行くつもりだ」
「3-A、俺の教室です」


5

俺は教室の窓側、一番奥の席に彼女を座らせると彼女の肩に手を置き、ゆっくりとくちびるを近づけた。
柑橘系のリップの香りと一緒に、冷たい唇に触れる。
少し、下唇をはさんで舌を触れさせた。
長く荒い鼻息が相手の頬に当たらないか気になるせいで、短く何度も呼吸をすることになる。
息があがるのが興奮しているせいのか、ちょっと酸欠気味のせいなのかいつもわからない。
舌先で彼女の上前歯に触れた。
本来はざらざらしたエナメル質の上をすべる唾液でぬるぬるとした感触と、刃先のでこぼことした部分を舌裏でなぞる。
そしてそのまま舌先で両の歯を割って入り、彼女の口のなかへと自分の舌をうずめていった。
すぐに彼女の舌にあたり、去年までよくしていたように自分の一番舌先の敏感な部分を彼女の一番敏感な部分に当て、こすりつつ、そのまま唇を吸ったり、しばらく動きをとめて、やわらかい感触を味わったりした。
唇にも性感帯があるらしく、もどかしい快感がのど元から脳幹へと競りあがってくるのを感じる。
俺は目を閉じたままその快楽の味をかみ締めた。
かれこれもう十分以上。
下半身は微動だにしない。
冷たい。
凍るような口づけだった。
もう我慢の限界だった。
うっすら、目を明けて顔を覗き込む。
彼女の目は、つまらなそうに外の景色を見ているか。
それとも、嫌々目を閉じているか。
そのどちらかなら、どちらかならまだ話もできただろう。
俺はそのどちらかを願った。
だが、彼女は目を開けてこちらの顔を本でも読んでいるかのように眺めていた。
・・・俺は唇を離して、ハンカチを取り出して自分の口を拭いた。
「みよちゃん大丈夫?」「ええ、ごめんなさい。心配かけたわねおまいさん」「おまいさん?」「もう落ち着いた?」「うん、銃も持ってきてくれてありがとう」「うん」「おじいさんがね、鴨撃ちなの」「へー」
「お腹の調子は大丈夫」「ええ、たいしたことないわ」「俺もよくお腹壊すから、いつも正露丸持ってるんだよ」「学校に?」「そうロッカーに入れてる」「そう。でも大丈夫」
ピンポンパンポーン。
校内放送が流れた。
『3-Aにいる連中に告げる。今すぐ進路指導室に来なさい。続きをしようじゃないか』
あいつ、まだやる気なのか。
行こうみよちゃん!と言いかけて、後ろを振り返ると、彼女は今度こそ、埃のついた窓から外を眺めていた。
山の稜線を切断するように立つ送電線の鉄塔。
テニスコートの網の上に止まるカラス。
そして頬杖をついて、外を見るベリーショートのみよちゃん。
そのどれもが、赤く滲み出していた。
「みよちゃん、銃かして」「ごめんなさい、これおじいさんのだから」
「そっか」「みよちゃん、じゃあおれ先生に質問があるからさ」
「行って来るよ」「うん」
俺は廊下へ向かって歩き出した。
絶望と怒りで頭が爆発しそうだった。


6

また青いネクタイ。
いや、さっきのあの子か。
あれ、テニス部だったのか?
俺のころとはずいぶん制服も変ったもんだ!
俺の頃はまだ学生服に、グレーのスカートに棒タイ。
最初はただちょっとした会話が、二、三弾んだ。
その後に一緒のクラスでたまに話して、ちょっと馴れ馴れしくなった。
すると、去年の夏ごろ、文化祭役員の関係で居残りしているときに彼女はやってきた。
なんとなく、肩を抱いて、顔を近づけてきた。
それから数日後、彼女はもう俺の膝の上に座っていた。
向かい合わせになって、舌を懸命に絡めてきた。
何度もこねまわした唾液は次第に納豆のように粘り気をおび、息苦しくなってもらす吐息はその切ない声とともに、甘く鼻腔をくすぐった。
首に手を廻し何度も何度も唇を求める彼女。
あまりの興奮で、意識がぼうっとしてきた頃、彼女は少し離れると、立ったままスカートのしたに手を入れ、すばやく下着を脱いで、紺色のブレザーのポケットにしまった。
そして、俺のベルトに手を伸ばすと、がちゃがちゃとバックルをはずし、ファスナーを下げると、今度は俺のパンツをズボンごとをずらした。
そして、ピンクのポーチからコンドームを取り出して封を切ると、くるくるとすばやく痛いほど張り詰めた俺の陰茎に巻きつけた。初めてした冷たいコンドーム。
彼女は興奮しているのか呼吸を乱しながら、また俺の肩に手を置いて、
ゆっくりと腰を下ろし始めた。
陰茎を隠すプリーツスカートのすそから太ももが見える。
しばらくすると、ちょんとあたった先っぽがあたたかい蛇に飲み込まれるように、ぷちぷちと音を立てて隙間を押し広げていった。
ぷちんと途中からは一気に腰を下ろし、先ほどと同じ場所に座る彼女の太ももに力が入ったのを感じた。
「みよちゃん」と言う唇をまたねばつく上唇と舌と下唇の三枚の軟体で塞がれる。
ゆっくりと抜いては、どこかに引っかかり、またぷつぷつと腰を沈める。繰り返し彼女のスカートがお腹の肌を擦るたびに、ピンク色の脳みそが舐め上げられているようなすさまじい快感がはじけた。
「おつかれさまです」
まるでやわらかいまき割りをしているみたいだ。
「お疲れ様でした」
俺は彼女の頭を熱く抱きしめた。
そしてバインダーに今日の点検が終了したことを記すと、自分の判子を押して、職員室を後にした。
そして着替えるため、ロッカールームへ向かった。
急に視界に意識が集中して妄想は中断した。なんだろう。
さっきみた羨ましい少年が男子トイレへ入っていくのが見えたからだった。


7

生徒指導室は1階、職員室の隣にあった。
「ぎやあああああああああああああああああああああ」
中から断末魔の叫び声のような絶叫が響いている。
「失礼します」絶望と怒りに支配された俺は入り口を勢いよく開いた。
「ぎやあああああああああああああああああああああ」
そこにいたのは先生だった。
ひとつの頭に、体がふたつ。
ちょうど、胴体が引き裂かれるようになりながら、右手を握り、寄り添うようにして立っていた。
「ひいいいいい、よく来たなああああ!」
「・・・先生?」
俺は確かめるようにたずねた。
「続きだ続き、終わらない始まりだ!」
「先生、お前は誰なんだ?」
「俺という人は、二人の人間が支えあっている字なんだ!」
「・・・違う。先生お前は人間じゃない」
コチコチ。
時計の音が耳につく。
ちらっと横目でみると、秒針が震えるだけでちっとも進んでいなかった。
「字という人は支えあって成立しているひとつの意味なんだ!」
なんで、なんでみよちゃんが。
俺はなんでこんなに怒っているか、絶望しているのかわからなかった。
「おい、人の話を聴け!こんなになってまで説明しているんだ。人間の生きている意味は・・・」
みよちゃんはさっき、なんであんなに先生に怒りをぶつけていたのだろう。
「学校は、社会に出たらきちんとルールを守れる大人になるためにある施設なんだ」
「先生・・・」
「そのために先生は若い君たちのために社会性を身につけさせる義務があるんだ」くだらない!「そんなことはない!先生、あんたは自分たちに都合のいい思想を一方的に押し付けているに過ぎない!」
にやり。先生は笑った。時計が一秒戻った気がした。
「上を見ろおおおおおおおおおおおおお!!!」
なんだ!誰か・・・いる?
熟しすぎた柿のように赤い日差しをバックに、そいつはゆっくりと下ってきた。
空中に寝そべったまま浮遊している。
三人目の先生だった。
「俺を、俺をみろ!」
先生は同時に叫んだ。
「読んでみろ!俺を読むんだ!」
上空に横一。
そして、その下に人・・・。
「一人」
「先生は独立した一人の人間なんだ!」
ふわふわ浮いている先生が言った。
それを聞いて、なんだか急に熱が冷めていった。

これか。
みよちゃんが、ああなったのはこれか。

こち。
時計が動き出した。
「・・・先生。ちょっとトイレ行ってきていいですか」
「あ?ああ」
「今日はもう帰ります」
「そうか・・・」
もう振り返りもしなかった。


8

じいいいいいい。
みよちゃんは猟銃をcolemanのバッグに仕舞うと、もう一度外を見た。
カラスがかあかあと鳴いている。
もう日は暮れて、町は暗くなりつつあった。
見ると、駐車場に先ほどの用務員が歩いてた。
「少年院に連れて行かれるぞ」
さっき言われた言葉がよみがえった。
「・・・・・・・・・」
みよちゃんは、ポーチからLUCKY STRIKEを取り出して、口にくわえた。
百円ライターで火をつけると、窓を開けた。
「・・・ふー」
じりじりと巻紙を焼きながら吸い込むと、外に向かって勢いよく煙を吐き出した。
だが煙は外へ出て行かず、吹き込む風に乗って全部教室の中に入ってきた。
・・・彼女は目を閉じた。
用務員の軽自動車が、裏門から出て行く音が聞こえた。


9

みよちゃんは、便座に腰を下ろすと、俺を向かいに立たせた。
太ももにそっと左手を置くと、右手で根元をきゅっと握り、勃起した陰茎に舌を絡め始めた。
はじめは、棒キャンディーを横になめるみたいに舌を裏側に這わせると、今度は先端をソフトクリームをなめるようにめろめろとなで上げる。そして、亀頭全体をチュッパチャップスを舐めるみたいに舌と唇で繰り返ししごいた。
背中にしびれたような切ない感触が続き、ときどき雷のような耐え難いくすぐったさが全身を駆け抜けた。
すると今度は暖かさが陰茎全体を包む。
みよちゃんが咥えたのだ。
そして、裏筋と先端をやわらかい舌のベッドで舐めあげ、亀頭の上をごつごつとした上あごで擦りながら、最後に上下の唇で緩急をつけて撫で回す。
異なる刺激の波状攻撃に、序所に陰嚢がせりあがってきた。
そこを冷たい右手でつかまれた。
だんだん、唾液の量が増え、卑猥な水音とぬめりが強くなってきた。
重みを増していく腰。限界が近い!
「みよちゃん」彼女はこちらをちらっとだけ見ると、強さは一定のまま、速度を増した。じゅぷりとよだれが床に落ちる!
「うっ!!!」どく、どく。
どく・・・・。
ぽたた。
便器に精液がこぼれた。
1階のトイレは職員、来客用とされているため、基本的に生徒は使用できない。
だからこそみよことよく、忍び込んでは性交していた。
窓のすぐ裏がフェンスで覆われたポンプの裏手になっているので、入るときだけ気をつけて、窓から逃げればいいのだ。手洗い場との間に扉があるのでそこさえ見張っていれば安全だった。
ここではもう数え切れないほど何度も何度もヤッた。
でも・・・。
白い便器についた精液を見ながら思う。
セックスフレンドがいなくなっては、オナニーも一人でやらなくちゃならない!!!
ブブブブブ・・・。
ブブブブブ・・・。
脱いだズボンから携帯を取り出して画面を見る。
真っ暗な、個室に青白い光が付いた。非通知。
無視した。てか、みよこは一度もフェラチオしてくれたことないしな。
「はあああああ・・・」
だって俺しか気持ちよくならないんだもの。
それにしても、俺は特に間違ったことは言ってなかったな。
人を殺したら少年院に行くのはあたりまえのことだ!
ブブブブブ・・・。
ブブブブブ・・・。
留守電1件。消した。
ただ、学校と先生とに腹を立てて銃をぶっ放している人間に言うべきじゃなかった!
どちらにせよ殺せやしないのだ。
あいつが俺たちの「先生」である限り、そして俺たちが生徒である限り。ただの終わりのない禅問答があるだけだ。
答えはない。
答えなんか求めるもんじゃなかった!
だってみただろアイツの変態を!
最終的には自分の意見のために、身を引きちぎって三人に分裂しやがったぞ!
こんな問いかけに、こんな場所に、お互いに矯正と調教を同時に行い続けるようなデキレースの世界に!
探すべき本質なんてどこにもない!!!

・・・それに、
「・・・やっぱり、寂しさじゃないですか」
ぴろりん。
メールが来た。

件名:『なし』
本文:『エンディングは、屋上でやるそうだ。』

とだけ書かれていた。
ふー。自慰行為の後を片付けると、俺は立ち上がった。

外から回りこんで、別棟に移った。
目の前には唯一屋上への出口がある階段がそびえている。
あたりはもうすっかり暗くなっていた。
確か鍵がかかっていたはずだが。
一段一段、虚無感やら眠気やら脱力感やら、疲労やらそこからくる頭のさえやれでぐでんぐでんになりながら、
なんとか一段一段上っていった。
あと一年したら、すぐ卒業だなんていうけど。
「はあ、はあ」
こっからの一年ってどれだけ長いんだろう。

目の前に、白い扉が現れた。
外は真っ暗だが、町の明かりが窓から映っている。
俺は、ノブを握ると、ゆっくりとそのドアを開けた。


エンディング

俺はかばんからSEVEN STARを取り出して、火をつけると車のエンジンをかけた。とたんにエアコンのざーという風の音がところ狭しとがなりたてる。
「ふー・・・・」
鼻と口の両方から白い煙をため息とともに吐き出した。
かばんを助手席に投げると、ハンドルにしばらく腕を置いてたばこを吸い続けた。
そして、ニコチンで心拍数の上がった心臓を意識する。
バックミラーを触ると、あまりに余裕な表情でにやにやしている。
なぜなら。
今から俺は完全なる自由だからだ!
しかも18時半!
金曜日の!
「おまけにだ!」
嫁が今実家に帰っているので、火曜日まで完全に俺一人!
俺ただ一人なのだよ!
CDケースからいそいそと、ご機嫌な音楽を探すと、オーディオに挿入した。
ヘッドライトとともにアゲアゲの音楽が流れる、っと録音にしとかなきゃ。袋のポッケの返却期限は・・・・金曜、今日か。まずはTSUTAYAだなこりゃ。
「So new start!」
じゃりを踏み潰しながらハンドルを切ると、校門へ向けて手のひらでくるくると回した。
いやーまさか母校が職場になるとは思わなかったけど、
俺は卒業したもんね!お前ら関係ないもんねー!!!
ったく高校生の分際で乳繰り合いやがってふざけんな。
だが可愛い娘だったなー・・・。短髪っていいかも!
俺は今パンクロックとともに、学校の校門を車で脱出した!

仕事中にまつろった若干のエロ妄想の断片を続けながら、でもあんまやると事故るので、赤信号でとまると、横断している女子高生の肢体を熱心に凝視し、これほどの至近距離でぐりぐり見られていることは世の女性たちには内緒だが実はたぶんみんなやってる、TSUTAYAの返却コーナーに向かい、AVをレンタルしようか迷ったが、当初の予定通りまずパチンコ屋へ行くことにしよう。
車は速度を上げ郊外の車道を飛ばしていった。
パチンコの魅力を一言で語ることは難しい。
だが、俺は台の前に座ると、まるでコックピッドに乗り込んだような気持ちになるのだ。
そして、財布から1万円を取り出してサンド(お金を入れるとこ)に入れる。すると残高表示に赤く灯るデジタルの100。これがまたたまらない。
タバコを取り出してくわえて火をつけると、スイッチオン。
わが銀球兵団ぞろぞろと排出されてくる。
そしていよいよハンドルを握る。
「ふー・・・」
宇宙船の発進だ!
過剰に派手な照明サイン、耳をつんざく雑音、たばこの煙、左右の狭さ、この孤独を甘やかす永遠のバトルフィールドはまさに大人の夢。
なんだかよくわからない仕事をして、なぜかくれるお金を苦労して掴み取って、それをあわよくば、数倍にしてやろうというのだ。
これを冒険といわずしてなんと言う!わからんかなー?わかってくれとは言わないが、つまり俺は今、進撃の巨人なんだよ!!!
パチンコ!
それは大人がやるものだが、確かに一番餓鬼っぽい遊び場かもしれない。時間の無駄といわれる方など、いっぱいいる。職場にも。
すっこんでろ!!!!!!!!!!!!!!!
だからこそ餓鬼にはわからんのよこの、粋が。
自由な時間を無意義に使う、この意義が。
はい、リーチ来ましたね。本日二回目のお!ちょっちょ、おいおい。
これはどうなんでしょう!いやー脳内のも一人の俺さん!どうですいやひょっとして・・・。実況の俺さんは?いや、さすがに経験が・・・。

『123番台スタートしました』
こういういとき、さも当然のような顔をよそおわなければならない。
たとえ、左右からの嫉妬と羨望の眼差しを感じても、冷静を装わなければならない。絶対だ。
今いきがらずしていついきがるんだ?
だが、俺の脳内は、今、たった500円で来たという事実に、超調子に乗っていた!ふっほほーい。脳みそぱぱぱぴー!
調子こいている!だが喜びの気持ちはじんわりと!脳内麻薬は!酒とは!違う!ようである!!!
もはや、俺は無敵といっていい。
この週末は最高の幕開けだ。
勝ち逃げるぜ。
TSUTAYAじゃなくて、DMMでPRESTAGEの『緊縛調教痴女女子高生の日常Ⅴ』を買ってやろうかな!な!メーン!!!!!!
ブブブブブブ・・・・。
ブブブブブブ・・・・。
んだよ、流れ変わったらどうすんだよ。あれ。
「あ、おうおう。おつかれ」
ちんちんじゃらららちんじゃらら・・・。
遅くはなるが、休みやろ?奥さんおらんのやったらあとで飲まん?だと!
飲むに決まってるだろ!
焼肉に九時から。よろしい。
なんならエッチなお店によろしいテンションだが、相手の奥さんがなー。
ちなみに給料もでたとこなんすわー。俺さっきからものすごい脳内でしゃべってんなー。
「てかおれんちくる?車だし」
あ、そう。んじゃここ来て。はいはい。
「失礼しマース・・・」体をずらし。
じゃららああああああああああああああああ・・・・・。
この溢れる玉のこの感じ。やっぱドル箱はしたに積まないと。
おい、来るまでもつんだろうな。
あに?がんばってねだと!おうともよ!!
俺の自由は。
カチ。ふー・・・。
真っ赤に燃える朝日のごとき、このウイークエンド・・・。
俺たちの戦いはまだ、始まったばかりだ!!!



Super Driver AMV - Suzumiya Haruhi Season 2 Full OP Song + Video


inspired by
NUMBER GIRL『abstract truth』
筋肉少女帯レティクル座妄想』
町田康『くっすん大黒』