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「なでこSMILE」のアニメ感想BLOG

アニメや漫画などについての、自分の思いを記録するブログ

「ARIA」の舞台をたずねて

聖地巡礼・霊場巡拝

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行ったところ・・・ネオ・ヴェネツィア伏見稲荷
行ったとき ・・・2309年9月5日、2311年4月6日
最寄り駅  ・・・サンタ・ルチア駅、京阪本線伏見稲荷駅
その他の作品・・・「ジョジョの奇妙な冒険」、「ベニスに死す」

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こちらがマルコポーロ国際宇宙港です。

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サンマルコ広場の大鐘楼です。

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こちらがカサノヴァ(猫のお化け)とゲーテが愛したカフェだそうです。弦楽三重奏してましてね。一瞬、こいつらバカなんじゃねーかな?と思いましたが、マジなのでもはや尊敬しかありません。

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こちらはヴェネチアの守り神、翼を持った獅子ですね。よくヴェネツィア国際映画祭で見るあれです。

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これが修理中ですが「ため息橋」ですね。灯里ちゃんによると、裁判所から牢獄の渡しになっているそうです。私は中も通ったのですが、もうやたらに狭くてね。身体をかがめて通るのですが、石も成形してない剥き出しのやつが、内側に角張ってて外も一瞬しか見えないんですよ。ため息どころか、私だったら泣き叫びますよ!!!


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桟橋で水の三大妖精を待っているところです。

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さあ出発です。ウンディーネはもちろん、髪が短かったころのアキラさんです。


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「お客様。そろそろガイドブックばかりではなく、少しは自分の目で楽しまれてはいかがですか?」
「これは、なんでしょうか?・・・ドクロなんですが」

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目抜き通りもこんな感じで、ただのでかい水路っていうのは痺れましたね。不便どころか、足元海っていうね。忍者じゃないと快適に暮らせません。

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家も玄関開けたらすぐ水路っていう。うろうろ散歩してたら、とある家族がいきなりボートに乗り込んで出かけて行くところを見ましたが、あれは衝撃的でした。ポニョじゃないんだから。

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うまく軌跡を描けたら、ご褒美に風になれます。

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「ARIA」っぽい水路!

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「ARIA」っぽい小道!

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これが浮島からの眺めになります。いやー綺麗な屋根ですね。

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なんかゴンドラでレースやってましたね。一位になったチームがARIAカンパニーに入れるそうです。どうします、アリシアさん?
「あらあら、うふふ」
ちょっとシチリア行ってAK買って来ます!
「あらあら、うふふ」

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別の島にやってきました。おっきなキツネさんがいますね。

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黄泉の国へ続く道ですね。確か「電脳コイル」でも「花咲くいろは」でもこういう場所が出てきましたが、あの元祖がここ「AQUA」です。

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ぶいにゅ。


<最後に一言>

​すみません、私が行ったのはアクアにある本物ではなく、マンホームにかつてあったとされる水没した町の方でした。いわば同人都市ですね。

さて、この「アドリア海の女王」と呼ばれた町、都市国家ヴェネツィア
みなさんご存知のように、「こち亀」で、両さんと部長が行ったことで有名な聖地です。
荒木飛呂彦が「カメダス」に二重まぶたの気持ち悪い両さんを描いてましたよね。そうです!ジョセフもジョルノも行っております。
他には何でしょう?ヴィスコンティが、リアル・ラインハルトみたいな美少年が出てくる映画撮ってますね。

ヴェネツィアの魅力は、一言でいえば「生きている退廃的人工性」です。さながら、今も使われている軍艦島のような、九龍城のような。
ここは建設当時、教皇?んなもん古いぜ!皇帝?けっ!あんな田舎もん!!!これからはルネッサンス!つまりは商人の時代だぜ。プロテスタント・イズ・カミング!!!っつって息巻いてたブルジョアたちが、交易がやりやすいように干潟を埋め立てて作った人工の町ですが、東からは新興勢力のオスマン・トルコが、西からはコロンブスが新航路開拓してのち、需要の波が引いて、衰退の道を辿りました。
さながらITの発達とマンパワーで、新興国に国力をむしり取られゆく、どこかの国のようで泣ける話です。

でも、彼らは負けなかった。
もうこうなったら観光じゃ!「クール・イタリー」じゃ!っつって、一念発起。
ゴンドラにはアイドル的存在の女性を採用し、廃墟は温泉にしてしまい、それぞれの島には鳥居を立てまくるなど、伝統と特色を全面に打ち出して、それで500年以上生きながらえているんだから大したもんです。「Living Heritage」というやつですね。

もはやとっくに無用になった最先端のなれの果て。そこに空虚さではなく、普遍的な人間の業と新たなる美を見いだす。そんな場所から「机上の正論」だらけのこんな世の中に待ったをかけるわけです。だからこそ、天野こずえ先生の描く「ARIA」は素晴らしい。

あの坂口安吾「ARIA」やばいっつって、絶賛するわけですよ。(嘘ですけど。)伏見稲荷の鳥居だって、あれはもともと願い事を叶えてもらうため立てまくった業の固まりだったわけですからね。それが今では「わび・さび」すら感じられるという、この人間の感性というものの残酷さたるや!実際、風情があってとてもいいところでした。

ラスベガスやマカオにも、ヴェネティア風のゴンドラに乗れるカジノがありますが、そのくらいの異常なまでの欲望や人工性が、いつしかただの砂漠の町に人を集める本物の魅力を与えるわけです。「癒し」ってのは、そんくらいタフじゃないと。人間の心の弱さをなめてはいけません。

我々は昔から昔が好きだし、きっと未来でも昔が好きなんですね。
過去を焚きつけることでしか、未来を作れない。
懐古趣味と紙一重ですが、それは確かな事実です。

それでは、未来からすれば過去である今へと、再びこぎ出すことにしましょうか。
また素敵な時間をご一緒しましょう。

チャオ、ソレッラ!


Amanchu! Opening E04 Million Clouds - Maaya Sakamoto