「なでこSMILE」のアニメ感想BLOG

アニメや漫画などについての、自分の思いを記録するブログ

『失われたブヒを求めて』その11~芳乃さくら

みなさん、こんにちは。
今回は3作に渡ってアニメ化された、「ダ・カーポ」シリーズの永遠のヒロイン、芳乃さくらとの思い出について書きたいと思います。

  • 出会い

私が芳乃さくらに出会ったのは、エロゲーをやり過ぎて自我崩壊したころでした。
当時の私は「AIR」などのいわゆる泣きゲーを突っ込んでやり過ぎて、もうゲームでこんな辛い目に遭いたくない、こりごりだと思うに至り、15年やったエロゲーから足を洗うことにしました。しかし、本棚にはまだやっていないゲーム、積みゲーがありました。特に「3Dカスタム少女」など、今使っているPCではスペックが足りず、キャラがカクカクとしか動かないので、次にパソコン買うまでやりようがないものまでありました。
ここから、長い撤退戦が始まりました。
「これらをクリアしないことには、どこにも行けない・・・」
このLeafの「鎖」など、絶対陵辱系です。なぜ俺はこんなものを買ったんだ?
家でひとり思いつめた私は、気がつくとアキバのトレーダーにいました。
別にゲームを売りに来たのではありません。反対に買いに来たのです。
ゲームを止めるのに、これ以上ゲームを増やしてどうするというのでしょう?
理由はこうです。
エロゲーを止めるならもう一回、もう一回でいいから、ときメモみたいな恋愛シミュレーションがやりたい・・・」
私は、積みゲーを消化するために、もう一度エロゲーに対する興味をリブートすることにしたのです。
目を皿のようにして、商品棚を眺めること一時間。
私は「ダ・カーポ」という作品を手に取りました。
理由は、そのパッケージに「ちょっとこそばゆい恋愛ゲーム」と書いてあること。
そして、そこに描かれた金髪の女の子と目が合ったからでした。
その少女こそ、芳乃さくら
それが、その後10年の付き合いになる彼女との、ファーストコンタクトでした。

  • 攻略

私は基本的に恋愛アドベンチャーをやるのが、苦手です。
なぜなら、女の子からの誘いを断ることができないからです。
そして、一度自己紹介した女の子が画面に現れると、なんか悪いから挨拶に行かなきゃ気が済まなくなってしまうからです。つまり、初見ではどうしても、攻略を一人に絞ることができないのです。
ですので、例によって、第1周目はいろんな女の子にまんべんなく声を掛けまくり、フラフラしていました。
すると、フルートを吹いている女の子にフラグが立ちました。
よかった、この作品にはバッドエンドがないぞ。2周目からは、どんどん攻略していこう!
いつもの禊ぎが済んだ私は、続くお姉さんの水越萌ちゃんも無事に攻略。
余談ですが、姉妹揃ってとんでもないドスケベで、大変グッドでした。
「これこれ!俺がやりたかったのはこれだよ~!もう、ややこしいシナリオとかどうでもいいんだよ~」
次は、白河ことりちゃんにしよう。
私は3周目、帽子をかぶった女の子に狙いを定めてゲームを進めました。
ドジュウウウウウウウウウウウ!!!
そのとたんに、油断していた私の身は、焼け焦げました。

  • ヘヴィーシナリオ

白河ことりちゃんのシナリオはこれまでと打って変わって、超ヘヴィーなものでした。一体これのどこが、「ちょっとこそばゆい」のでしょうか?
それ以降、美春ちゃん音夢ちゃんとかなり内容がシリアスなシナリオがどんどん続いていきます。
き、きつい!またなのか?私は「AIR」を思い出して、暗い気分になりました。
なんで、世の中のエロゲーというものは、こんなにどれもこれも内容がHEAVYなのばっかりなんだ!
実はロボットだったとか、記憶は消えてしまうとか、壮絶なシナリオが続きます。
しかし、何のかんの言って、結局私はこういう作品が好きだったのでしょうね。
気がつくと、またしてもずっぽりとのめり込んでいる自分に気がつきました。
ただ、こうなってくると、いつものようにエロシーンなど、エロくもなんともありません。眉間に皺を寄せながら、「あッ。うん・・・・。ひゃうっん。ああッ!!!」という文章の羅列を熟読していました。
なんなんでしょうね。この、ハードシナリオに挟まれたエロシーンを読んでいるときの、達観した感じ。

ところで、私は前述したように、今回「ときめきメモリアル」のような感動が欲しくて、恋愛ゲームを買いました。
しかし、私はまたしても、「ときメモ」みたいな恋愛シミュレーションをすることができませんでした。
というか、このときようやく気がつきました。
ときメモみたいな恋愛ゲームは、ときメモだけである」という単純な真理に。
ようやく私は、恋愛シミュレーションゲームと、恋愛アドベンチャーゲームの違いに気がつきました。
そうか、エロゲーにあるのはそのほとんどがシナリオ、つまり恋愛アドベンチャーゲームだったのだ。
気づくのが遅すぎました。

あらかたの女の子を攻略した私は、最後に一番に気に入っている「芳乃さくらルート」を、攻略することに決めました。
彼女はとても高校生とは思えない、ちょっとすると小学生なんじゃないかという様子で、私のことを「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と言っては、なついてきます。ついでに言うと、私の大好きなボクッ子です。屋上でお弁当食べたりなんかして。
ですが懐かれれば懐かれるほど、私は胃が痛くなってきました。
こんな女の子に、手を出しちゃいかんだろう・・・。
私は、ある女の子が好きになればなるほど、その子に手を出すのに、もの凄い抵抗を覚えるようになってくるのです。これは名作エロゲー、「AIR」をやっていたときに感じた症状であり、私はこれを「美鈴シンドローム」と呼んでいます。
ですので、シナリオが進めば進むほど、調子が悪くなってきました。
そんなときに、これは明らかにエロい方に向かうだろうという、分岐点。選択肢が現れました。
詳しくは忘れましたが、確かお弁当を食べていて、「キスをする or 手をつなぐ」とかそういう、選択肢だったと思います。

私はドキっとして、「手をつなぐ」をクリックしました。
そして、とうとうやりました。私は芳乃さくらを汚すことなく、ゲームクリアをすることに成功したのです!
いいんです。もうCGコンプなんてしなくていいんです!
ナイスシナリオ!これでいいんです。
今となってはわかりませんが、ひょっとしたら、さくらに関してはエロシーンは無かったのかもしれません。「ダ・カーポ2」、「ダ・カーポ3」でさくらのHシーンが無かったことから、そう類推することもできます。
何も18禁エロゲーだからって、エロシーンが必ず無ければならないというわけではありません。
むしろない方がありがたかったりするのです。
私はこの時点で、「ダ・カーポ」を選んでよかったと、心の底から思いました。
これで、あの積みゲーも乗り切ることができるでしょう。

その後、アニメを見て、続いて発売された「ダ・カーポ2」を攻略したりしました。
そこでは、芳乃さくらは学長になっていました。幼女のまんま!
彼女とは、ゲームが発売されてはプレイするという、長い付き合いになったのです。
そして、2012年「ダ・カーポ3」が発売されました。
イギリスが舞台の本作では、芳乃さくらは記憶喪失になっていました。
半年がかりでクリアして、そうか今回はエロシーンなかったんだとほっとしていると、ちょうどクリアしたころに「X-RATED」、つまり「エロありバージョン」が発売されて、絶叫したりしました。
そこには、エロシーンが最初から無ければないで寂しいという、複雑な消費者心理があります。
今では積みゲーも無事に消化し、なかなかエロゲーをやる機会は減りましたが、芳乃さくらというヒロインの物語は、永遠に私の心に刻まれました。
とはいえ、さくらの物語の完結編とおぼしきシナリオの入っている「ダ・カーポ3R」は、内容が同じゲームなので、時間をおいてやりたいため、まだやっておりません。このブログを書いたのをきっかけとして、そろそろプレイしようかなと思っています。

・・・と思っていますが、去年同じゲーム会社から発売した、「D.S.-Dal Segno-」ってのは一体なんなんでしょうか。ダル・セグノ?
私のエロゲー撤退戦は、まだまだ続きそうです。


D.C. ~ダ・カーポ~ - 10周年記念ムービー